GAP認証が生まれた背景 | これから始めるGAP

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GAP認証が生まれた背景

GAP認証の誕生の経緯

GAP認証の誕生の経緯

GAPには、「GAPの実施」と「GAPの認証」の2つがあると、最初に説明しました。ここでは、2つ目のGAPの認証について、どうしてこれが生まれたのかについて説明します。

GAP認証は、1990年代にヨーロッパで誕生しました。
その当時、大手スーパーマーケットは、農家に対して農薬の使用基準などを含め農産物の生産における安全管理について細かく条件を求め、管理をしていました。農家にとっても出荷先によって基準がバラバラであったり、それぞれに対応方法を変えなければならなく、非常に負担の多い作業でした。一方、大手スーパーマーケット側にとっても世界に広がる生産者に自分たちの農産物の安全管理要求を伝え、そのとおりに作られているかどうかを確認しなければならなく、大変な労力と費用がかかりました。
そこで、各スーパーマーケットは、お互いに異なるルールを見直し、こと安全性の確保については共通のルールを作る(標準化)ことによって、世界中どこから仕入れても大丈夫な生産工程の管理のあり方を共通化することにし、その取組レベルが要求レベルを満たしているかを客観的視点で評価するために公正・公平で適切な第三者による確認を求めました。これがGLOBALG.A.P.(グローバルGAP)(当時はEUREPGAP)認証の誕生の経緯です。
ヨーロッパは各国が地続きのため、農産物の流通も国をまたがり行き来をしています。こんな背景からもGAPの必然性があったのだと思われます。食品の安全は一国のみの問題でなく、世界中にさまざまな国の農産物が流通し、それを仕入れる国々が共に抱える問題だったのでしょう。

GAP認証の誕生の経緯

コラム【流通業がなぜGAP認証を始めたのか?】

食品事故が起こった場合、欧米では、流通業界が第一次的責任を問われるといわれています。それは、仕入責任・販売責任が流通業界にあるからです。これが瑕疵(かし)担保責任といわれるものです。
国内では、よく自社独自基準というようなものを設けている販売事業者が存在しますが、それは独自基準をクリアできているかを確認しなければならず、極めて仕入責任が重くなることにもなり、コストや労力も必要となります。
そこで、自らが仕入れる商品については、第三者が公正・公平で適切な確認をすることによって、生産者には生産物責任(PL責任)を持たせ、生産者責任と販売者責任の領域を明確にすることとしたのです。
これが、GAP認証が流通業から始まった理由です。

コラム【GAP認証の種類】

現在、GAP認証は各国の事情や条件で、複数のGAPの取組がなされています。
GLOBALG.A.P.
ドイツのFoodPLUSGmbHが策定したGAPで国際認証として世界で最も普及しています。
当初、ヨーロッパを中心に取組が進められて行われていましたが、現在は中南米、アフリカ、アジアにも広がっています。
ASIAGAPおよびJGAP
一般財団法人日本GAP協会が策定した日本発のGAP認証
平成29年8月よりASIAGAP(旧JGAP Advance)、JGAP(旧JGAP Basic)の運用を開始しています。

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